こんばんわ。yukiです。
本日はテニスで多い怪我、テニス肘についてお話していきたいと思います。
私自身テニス肘の患者さんを見る機会がありましたので体験談も含めて話していきたいと思います。
テニス肘とは?
テニス肘又はゴルフ肘とも言います。
基本的には
上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)
と言います。
主に炎症の一部であり、肘において強い痛みがあります。
原因
主にバックハンドを行った際に肘を伸ばしながら打つ時に強い打球感を打つと肘を伸ばす
筋肉に強いストレスがかかり痛みを発生する事です。
筋肉名は
の3つがあげられます。
3つの筋肉は手の裏側にあります。
肘〜手にかけて付いています。
基本的に肘を伸ばす時や手を広げる時に働く筋肉です。
(この絵は左腕です。)
検査方法
主に3つの検査方法があります。
1. 手関節背屈テスト(Thomsenテスト)
2. Chairテスト
検者が中指を上から押さえるのに抵抗して、患者さんに肘を伸ばしたまま中指を伸ばしてもらう。
全てにおいて痛みを発生させる検査方法になります。
治療方法
基本的に保存療法が選択されることが多いです。
しかし、重症している場合は肘関節鏡視下手術などが選択される場合もあります。
保存療法とは?
保存療法は基本的に手術をしないで治していく方法になります。
例えば、ブロック注射やリハビリや肘の固定するものを
使用して治していく方法です。
基本的には安静が一番だと思います。
痛みがある場合は肘の中で炎症が起こっている状態にあります。
炎症は1〜2週間程度で改善が見られると思います。
リハビリは何をするの?
まずは関節の可動域の確認を行います。
また、どの角度で痛みが強くなるかや熱を持っているのであれば、
アイシングなどを行いながら訓練を行います。
筋肉の名前も挙げましたがその筋肉の付いている所を触るのか、
それとも真ん中(筋腹)を触るのでも全く変わってきます。
なかなか難しいと思いますが、
筋肉を知ることで痛みが発生しているところを見つけることができると思います。
テニス肘おいては筋肉が原因であることが多いですが違う場合もあります。
その際は理学療法士や作業療法士、トレーナー、柔道整復師の人などに相談するのも良いと思われます。
治療期間は?
基本的に1〜3週間程度ではまだ痛みや熱を持った状態が続くため、
安静が必要で4週目以降になると徐々にでありますが痛みが減ってくると思われます。
そして、6〜8週程度の完治になると思われます。
(もちろん、個人差がある為必ずしも6〜8週で完治するとも限りません。
逆にそれ前に完治する場合もあります。)
まとめ
今回はテニス肘(上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん))について
お話をしていきました。
怪我することは選手としてもちろんあり得ることだと思います。
しかし、その怪我を悪化させない、
そして予防を行っていくことは選手として重要なことだと私は思います。
もし、肘が痛いなと思ったら今回の検査を自分で行ってみるといいと思います。
痛みが発生したら練習をやめて病院に行って見てください。
早期発見で治療期間がぐっと短くなります。
まずは予防のためには練習前の体の柔軟、練習後は体のケアの為にアイシングや柔軟、クールダウンを行うと怪我をしにくい体作りができると思います。
次回は怪我をしない為のストレッチ方法などを紹介していければと思います。
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